道路の権力 道路公団民営化の攻防1000日
???小泉改革の要の一つである道路公団民営化をめぐる政治劇は、民営化委員会が公開で議論を重ねたことに加え、うごめく族議員や官僚らのキャラが立ったこともあり、長くテレビ、新聞をにぎわせた。その渦中にあった著者、猪瀬直樹による渾身の書き下ろしドキュメントだ。 ???2002年から翌03年にかけて、猪瀬直樹の顔と声は、まさにテレビのニュース番組の定番であった。だがそれは、道路公団という巨大な権力に、ひとりのタフな作家が挑んでいる、という漠然としたイメージが先行していた。テレビでの取り上げ方は、どうしても喧嘩を見物する野次馬的なものになりがちだし、新聞を1紙か2紙読んでいたところで、全体像はなかなかつかみにくかったのだ。 ???今回、異例ともいえる早さで刊行された本書を読むと、この3年間の動きはもとより、既得権益を死守する集団との攻防の内実が、そしてすさまじさが、改めて解る。とにかく、この本から受ける印象は、スピードの速さだ。熱いうちに書いて出せ、とばかりに書き下ろされた文章には臨場感があり、その一方で緻密である。通常、この種の本は、数年の冷却期間をおいて書かれたり、下手をすると当事者があらかたリタイアしてから出されたりするものだ。猪瀬の多忙を思うと、今この時点で、これだけの完成度の本が出たことは奇跡に近い。 ???臨場感があるゆえに、テレビの見方と同様、「橋龍、クリア」「古賀、クリア」といった具合に、つい人対人のやりとりや、議論の枝葉などに目を奪われたりしがちではある。また、道は太古からあり、商売の手段となってきたけれど、それと国との関わりは、といった哲学的、思想史的な深い話にはならない。そんなことには構ってられないとでもいうような速さで筆は進んでゆく。しかし構造改革について、この時期に広く一般向けに出された本としては、最良の書き手、最良の手法によるノンフィクションであることは間違いない。(坂本成子)
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何もしない人たちへ… |
彼が度々言う事だ。「皆批判ばかりするが、何もしない奴よりマシ。一つでも二つでも改善したことをなぜ見ない?」と。
確かにそうだ。日本のマスコミは(に限らないが)何か有ると、良し悪しを考えずタダ批判するという悪い癖がある。道路改革だって、一つでも二つでもやったほうがイイに決まってる。なのに10のうち「残り九つ出来なかったから悪い。」みたいな言われ方をされたら、もう誰もやる気出さなくなりますよ。何もしないより一つか二つやった人を誉めるべきでしょ。何も出来なかった奴よりマシですよ。
それと、ここから見えてくるものというのは、「日本人というのは一人のスーバーマンに頼りがちだ」ということ。なのに何か成果を上げた人を誉めているのか?いないだろう。皆で嫉妬したりして「出る杭は打つ」で頑張ってる人たちの足を引っ張りがちだ。そのトバッチリを受けるのもまた(頑張った人を誉めず、妬み、足を引っ張ってる)国民なのだが…自分達で自分たちの首を絞めている…そろそろ「一人のスーパーマン」頼るのは止めてもらいたい。そして一人一人が出来る事をキチンとやる国であってほしい。
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ある意味、ノストラダムスの大予言を21世紀に読むようなモノ |
今や昔? 本を買ったときは道路公団民営化が大ブームであった。今は郵政民営化だけれどね。あの頃は「本当に民営化ができるのか?」だったけれど、一体それはどうなったのか?
今目の前で行われたのは骨抜きの民営化なのか、それとも骨太の改革だったのか?
よくいうではないか、それは証人になれた気がする。
ドキュメンタリーも、こうやって時間をおいて読んでみると面白さが倍増するもんだ。
あの当時、日本中が浮かれていた道路公団民営化のなれの果てを考えると、郵政民営化も、年金改革もこうなってしまうのではないかと思い、恐ろしい。
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自分の利益のために国民を売った人物 |
しかし、こんな狡猾な人物ははじめて見ました 大昔の日本国の研究を呼んだことのある私には考えられない変身である 以前の本はゴーストライターが書いたのではないか?
自分のために、道路族といっしょに、道路改革を完全につぶした久々に見たひどい人物
皆さん欺かれないで・・・
必ず、日本でも最高レベルのジャーナリスト櫻井よしこさんの権力の道化とあわせて読むことをお勧めします
この本を読んで、この姑息な人に対する私の憤りを、なるほどやっぱりと、事実をしることで確信しました
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猪瀬氏は何をし、何をしなかったのか |
作家(ジャーナリストではなく)猪瀬氏の「道路の権力」。
読み物として、面白く読みました。
どうやら「道路公団改革」とは「改革の名に値しない」との評価が固まりつつあるようです。
改めてこの書籍を読み、感じることは
猪瀬氏は「道路の権力」に書かれていない「何を」してきたのか
猪瀬氏は「改革」を実現するための「何を」しなかったのか
ということ。
櫻井よしこ著「権力の道化」(新潮社)
田中一昭(元民営化委員長代理)著「偽りの民営化」(WAC)
この2冊とセットで読まれることをお勧めします。
「権力」とは、「道化」とは誰のことを指すのか
理解するヒントになるかも知れません。
「...本書は、道路関係四公団の分割民営化の攻防1000日の歴史を正確無比に追跡した唯一の記録である」(「はじめに」より引用)
す、すごいなあ。
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真実を見極めること |
こんな本を読むよりも、櫻井よしこ氏の
『権力の道化』を読むことをお薦めする。
また、この本を読んでしまった人なら、なおさら
『権力の道化』を読むことをお薦めする。
大切なものが見えてくるはずである。



