コースアゲイン
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大海原を漂う一艘の船 |
著者自身がモデルと思える作家を主人公とした短篇集。
男の生き方・死に様を捜し求めた他の多くの著作とは異なり、
己の内面を見つめ続けながら静かな文体で語られる20作に及ぶ作品からは
どれも男のダンディズムと哀愁がほのかに漂ってきます。
若さと勢いを原稿にぶつけて書き綴ったエッセイ「第二誕生日」が発表されたのが今から20年前。
もう壮年と呼ばれる年代になり、老いが日一日と近づきながらも、
人生に深みと奥深さを増し、原点を求め続ける、北方謙三という一人の男の姿が本書を通して見えてきます。

